CPマークとは?

Crime Prevention

CPマーク

CPマークは、防犯性能の高い建物部品(鍵、玄関ドア、ガラス、サッシ、面格子など)につけられるマークです。
◆CPはCrime Prevention(防犯)の略で、マークも頭文字のCとPという文字を図案化したものとなっています。

CPマークの導入のきっかけとなったのは、平成14年に設置された「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」です。この合同会議には警察庁、国土交通省、経済産業省、そして日本ロック工業会をはじめとする民間団体が参加し、建物への侵入犯罪防止のための方策を検討してきました。その結果、平成15年に「防犯性能の高い建物部品」の試験基準が決定。平成16年には、警察庁から「防犯性能の高い建物部品の目録」が公表され、そこに登録されたもののみを「防犯建物部品」と呼べるようになりました。そして、防犯建物部品であることを示す目印として、CPマークが採用される事になりました。

警察庁による侵入犯に対する調査をもとに建物に対する侵入に5分以上かかると大多数が諦めて他の家を狙うとの結果に基き、様々な侵入攻撃に対して5分間以上防御することができるか実際に試験しクリアしたものだけに使用が許される。

出典:https://www.jlma.org/Topics/cp.htm

防犯性能の定義、そして基準とは?

◇防犯性能の定義
官民合同会議では、「建物部品の防犯性能」を「工具類などの侵入器具を用いた侵入行為に対して建物部品が有する抵抗力」として、その評価方法を「試験員が試験工具を用いて試験体の建物部品に対して試験行為を行い、完遂までの時間を計測して行うもの」と定めました。
➡つまり、道具などを使った侵入行為に対して、耐えられた時間によって定められるという事になります。

防犯研究センター

◇防犯性能の基準
(財)都市防犯研究センターの資料によると、侵入に手間取り、侵入をあきらめる時間について「2分」と答えた元泥棒が約17%、「2分を超えて5分以内」と答えた元泥棒は約51%となっています。つまり、泥棒の攻撃に対し建物部品が「5分」耐えることができれば、約7割の泥棒が侵入をあきらめるということなのです。官民合同会議では、この「5分」耐えうることなどを当面の防犯性能の基準としました。

防犯性能の基準として採用した基本的な考え

  • 騒音の発生を可能な限り避ける攻撃方法に対しては、5分以上耐えること。
  • 騒音の発生を許容する攻撃方法に対しては、騒音を伴う攻撃回数7回(総攻撃時間1分以内)を超えること。

防犯フィルムの実験動画のご紹介

使用フィルム:3M-SH15CLAR-A

CPマーク認定・防犯フィルムのメリット、デメリット

●CPマーク認定品は全て第三者機関による審査による認定になりますので、性能上の信頼性があることが防犯製品としての一番のメリットと言えるのではないでしょうか。
●一方デメリットとしては、CPマークが無い防犯フィルムと比較した場合、認定品は価格が高い事があげられますが、第三者機関による審査などを考えると仕方のない事かも知れません。

防犯_m

※住宅への侵入場所の例として、戸建て住宅の場合、その約6割が「窓」からだと言われています。様々な防犯製品があると思いますが、いくつも組み合わせる事で、セキュリティ効果が高まり、より安心感も得られるのではないでしょうか?有効な手段の一つとして、防犯フィルムも検討してみてはいかかでしょうか。

空き巣の発生状況・空き巣対策

おすすめ:防犯フィルム(CPマーク有無)
スリーエム ジャパン株式会社SH15CLAR-A(透明)CP認定品
スリーエム ジャパン株式会社ULTRA2200(透明)CP認定品
リケンテクノス株式会社RIVEX SS1490C(透明)CP認定品
タクミ社 グラフィルSN350(透明)CPマーク無
※SN350=強貫通防止フィルム

◆防犯フィルムとは、フィルムの厚みが350㎛以上で、防犯フィルム施工技能者(国家検定技能士)が厚み5㎜以上のフロートガラス及び3㎜厚の複層ガラスに施工するものとされています。

◆防犯フィルムは他にも色々あります。より厚みのあるものから、目隠し効果や遮熱効果を備えたものまでございます。費用については、ガラスサイズが分かれば概算でお伝えする事も可能です。お気軽にご連絡下さい!