窓ガラスフィルムの光学特性って?
■フィルム選びの参考資料として
◆遮熱フィルム等(日射調整フィルム)には、さまざまな種類があり、用途に応じたものを選ぶ必要があります。
【可視光線】◆可視光線は、人間の目に見える(目が感じる)光の事を言います。即ち人間が明るさと認識する光です。熱に変換される量は、他の2種類よりも多いですが、この光をカットしてしまうと同時に明るさ(視認性)も失ってしまう事になります。「JIS A 5759」では、その波長範囲は「380~780nm」です。
【赤外線】◆可視光線より波長の長い光を言う。人間の目は感じる事が出来る最長の光(赤色)より外側(波長が長い)に位置するのでこう呼ばれ、主に熱源となる光ですが、紫外線と同じく人間の目には見えません。一般的に、日射の中で地表に到達する赤外線の波長範囲は、「780nm~2500µm」とされており、赤外線の中でも波長の短い近赤外線と呼ばれる光線がそのほとんどを占めている。
【紫外線】◆可視光線より波長の短い光を言う。人間の目は感じる事が出来る最短の光(紫色)より外側(波長が短い)に位置するのでこう呼ばれ、人間の目には見えない。「JIS A 5759」では、その波長範囲は「300nm~380µm」と定義されています。
【日射】◆本来、日射は太陽光線全体(狭義には地上に届く太陽光線)を意味するものだが、「JIS A 5759」では、その波長範囲を「300~2,500nm」と定義されている。地表に到達する太陽光線中のエネルギーの殆どが、この日射の範囲に含まれ、日射には可視光線の全てと紫外線の一部、赤外線の一部が含まれている。
※JIS A 5759=「建築窓ガラス用フィルム」