光学特性/日射

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光学特性/日射

光学特性は、太陽の日射を各領域(波長)でどのようになるかを示します。紫外線・可視光線・日射に分けて、反射率、吸収率、透過率などで表記します。

◇日射

地上に届く太陽光全体を表しますが、ガラスフィルム(JIS A 5759 2016)では、波長範囲を300~2,500nmと定義されています。太陽の熱エネルギーの殆どがこの日射範囲に含まれている為、日射熱に関する際に使用されます。

□日射透過率

300~2,500nmの波長域の透過率を表すものです。フィルムでは値が大きいほど日射透過率が高く、小さいほど透過率が小さくなるのが一般的です。透過率、反射率、吸収率の和が100%(1)になります。

□日射反射率(熱線反射率)

300~2,500nmの波長域の反射率を表すものです。フィルムでは値が大きいほど日射反射率が高く、小さいほど反射率が小さくなるのが一般的です。

□日射吸収率(熱線カット率)

青空と太陽

300~2,500nmの波長域の吸収率を表すものです。フィルムでは吸収率を上げて熱線カットを行うのが一般的とされ、値が大きいほど日射吸収率(熱線カット率)が高く、小さいほど吸収率(熱線カット率)が小さくなるのが一般的です。ただし、近年は上述の日射反射率を高めて遮熱効果を得る傾向にあります。