窓ガラスフィルムの構造
窓ガラスフィルムの構造について簡単にご紹介致します。窓ガラスフィルムは主に4層構造になっています。
窓ガラスフィルムは一般的に、表面から「❶ハードコート層」「❷基材フィルム層」「❸粘着層」「❹剥離フィルム」で構成されています。この基本構成に「金属粒子層or着色層」をハードコート層側や粘着層側に加えたり、基材フィルムを「多層構成」にすることにより多種多様の機能を持ったフィルムとなります。
❶ハードコート層
1層目は、耐摩耗性ハードコートでフィルムに傷が入りにくくなっております。傷つき防止のための硬い層で、主にアクリル系樹脂や酸化ケイ素などが使用されています。また、この層に金属微粒子を分散して、日射吸収機能を付加したものもあります。厚さは、2~5µm。※フィルムの種類によってハードコート層がないものもあります。
❷基材フィルム
2層目は、基材フィルムとなります。基材フィルムは、フィルムの主要構成材であり、厚さや種類でフィルム自体の機能性が変わります。主にポリエステルフィルムが用いられています。日射調整フィルム及び低放射フィルムは、基材フィルムに金属層を設け、日射及び遠赤外線の反射機能を付加している。金属層は主に、アルミニウムや銀合金などが用いられ、銀合金を使用したものは、可視光線透過率が高いことが特徴とされる。また、着色層や金属微粒子層を設け日射の吸収機能を付加したタイプもある。日射調整フィルムで25~50µm、飛散防止フィルム(単層又は、複層)で50µm以上、貫通防止フィルムは、複層で300µm以上が一般的な厚さになります。
❸粘着層
3層目は、ガラスにフィルムを貼る為の粘着剤が付いた粘着層になります。主にアクリル樹脂系の粘着剤が用いられ「紫外線吸収剤」が添加されています。厚さは、5~30µm。
❹剥離フィルム
粘着層保護のためのフィルムで、主にポリエステルフィルムが用いられている。その厚さは25µm以上で、粘着層から剥がれやすいようにフィルム表面にシリコーン樹脂が塗布されている。施工時にはこのフィルムを剝がして使用する。
★ガラスフィルムの構造について簡単にご説明いたしましたが、厚みの単位や、聞きなれない言葉も多かったと思います。ご興味のある方は、一読して頂ければと思います。因みに厚みに関しては、100μm=0.1㎜になります。といってもピンとこないかと思いますので、参考までにスーパーやコンビニの平均的なレジ袋がおおよそ10~30µmぐらいかと思います。
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