強化ガラス,合わせガラスって?

ガラスの種類について!ざっくりと簡単に!今回は”強化ガラスと合わせガラスについて“です。

強化ガラス(JIS R 3206)

ひび割れた強化ガラス

◆フロートガラス(透明ガラス)の全体に熱処理をし、 急激に風で冷却することで強度を高めたガラスで、ガラス表面に強い圧縮応力層を形成し、破壊強さを増加させたもの。フロートガラス (透明ガラス) と比較すると、約3.5倍~4倍の耐圧強度を持ちます。 破損しても破片が細粒状になり、ガラスの破片のよる人身への負傷を大幅に軽減できるので、 比較的安全性が高いガラスです。 安全ガラスとも言われているようです。また、急激な温度変化に対してもフロート板ガラスに比較して耐熱性がある。強化ガラスは、その性質上、切断、切り欠き、穴あけなどの加工はできない

◆JIS規格では、形状により、平面と局面とに分類され、それぞれ材料板ガラスによって、型板強化ガラス、フロート強化ガラス、熱線反射強化ガラスに分類されている。また、破片の状態及びショットバック衝撃特性により、Ⅰ類及び、Ⅲ類に分類されており、Ⅲ類はショットバック衝撃特性が要求される。

合わせガラス(JIS R 3205)

打ち破り

◆ガラスとガラスの中間にフィルムや樹脂などの特殊皮膜を挟み込んだ構造をしており、比較的強度が優れているガラスです。中間に使われる特殊皮膜は、UVカット効果を発揮する他、皮膜を複数層にして強度を増したものは、防犯用ガラスとして利用されることが多く、侵入犯罪の手口である「こじ破り」「打ち破り」などに高い抵抗力を有します。

◆合わせガラスは、2枚以上の材料板ガラスを中間膜を挟み全面接着したものなので、外力の作用によって破損しても、破片の大部分が飛散しないようにしたものである。強化ガラスと共に安全ガラスとも言われている。中間膜は、透明なものが多いが、紫外線の遮蔽性のあるもの、装飾性のあるものもある。

☆材料板ガラスとしては、フロート板ガラス及び、磨き板ガラス、型板ガラス、網入板ガラス及び線入板ガラス、強化ガラス、熱線吸収板ガラス、熱線反射ガラス、倍強度ガラスが用いられ、材料板ガラスの厚さは、4ミリ以上24ミリ以下である。

※落下衝撃剥離特性及びショットバッグ衝撃特性により、Ⅰ類、Ⅱ-1類、Ⅱ-2類、Ⅲ類に分類される。

参考:侵入犯罪の手口(窓ガラス関連)用語説明

侵入手口

■「こじ破り」=「三角割り」
『こじ破り』は、日本独特のガラス破りの方法です。あまり大きな音が出ないし、短時間での解錠が可能です。ドライバーを使って引き違い窓の錠前の部分を、サッシのガラス溝に差し込み、こじる様にして指が入る程度の穴をあけ、サッシの錠前を直接開錠してしまう方法です。道具はドライバーですので、ポケットに入る程度の大きさですんでしまいます。
■「打ち破り」
この方法は物を投げ込んだり、道具を用いてガラス叩きつけるよう破壊して侵入する方法です。破壊音を気にせず住民や警備員が来る前に目的を果たそうとする、大胆な方法でもあります。使われる道具は様々ですが、ドライバーやバール、ハンマー、レンガ等、また植木鉢などのケースもあるようです。
■「焼き破り」
近年、話題になり始めたガラス破りの方法です。最大の特徴はかすかな音しか出ないことにあります。急激な温度変化に弱いガラスの特徴を利用した火と水を使う方法です。バーナーやライター等で、ガラスを熱した後、水をかけたりして、急激に冷やす方法です。但し、他の方法と比べて時間がかかります。

※窓からの侵入手口としては、一戸建住宅や共同住宅、いずれも無締り(鍵の閉め忘れ?)での被害が最多となっているようです。日頃から出入口となる、ドアや窓には確実に施錠をするという習慣が大事ですね。また、防犯対策としては、何重にも対策をしておく事が大切です。

窓の防犯対策
■補助錠を取り付ける
(サッシには補助錠を取り付けましょう。クレセント錠はロック付きのものが有効です)
防犯フィルムを貼付する
(ウィンドウフィルムを窓ガラス全面に貼付し防犯効果を高めましょう)
防犯性能の高い建物部品(CP部品)に交換しましょう。
(防犯ガラスに交換すると破壊するのに時間が掛かり侵入を困難にします。強度の高いシャッター、面格子を取り付けるのも有効です) 

引用元:警視庁ホームページ  ~侵入窃盗の防犯対策~

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