複層ガラス,Low-Eガラスって?
ガラスの種類について!ざっくりと簡単に!今回は”複層ガラスとLow-Eガラスについて“です。
複層ガラス(JIS R 3209)
複層ガラスは、2枚以上の板ガラス、加工ガラス(合わせガラス、強化ガラス、倍強度ガラスなど)又はそれらの表面に光学薄膜を加工したものを、一様の間隔をおいて並置し、その間隔に大気圧に近い圧力の乾燥空気を満たし、その周辺を封止したものであり、内部に中空層を持つため通常の板ガラスに比べて断熱性に優れる。最近では、乾燥空気の代わりにアルゴンガスやクリプトンガスといった乾燥空気よりも断熱性に優れるガスを注入し、さらに断熱性を高めたものが主流になりつつある。
※複層ガラスには断熱性を主たる目的とした断熱複層ガラスと、日射遮蔽性を主たる目的とした日射熱遮蔽性複層ガラスに大別され、それぞれ性能に応じて1種、2種、3種及び1種、2種に分類される。また、最近では材料板ガラスにLow-Eガラス(低放射ガラス)を用いるのが一般的であり、2重、3重と多重層化する事で高性能なものも開発されている。
ガラスとガラスの間に空気や希ガスの層を作り、常時乾燥状態に保つことで、断熱性能を高めたガラスで、複層ガラス(2層の場合はペアガラス)と呼ばれます。中間層が寒い外気を遮断し、暖房の効率や遮音性を高めるため、現在では寒冷地のみではなく、全国の新築住宅で普及が進んでいるガラスです。また、ガラスの構成を変えられるので、型板ガラスや網入りガラス、合わせガラスを使用したものもあります。熱割れのリスクは、構成されるガラスの種類によって異なり、熱割れのリスクが高まるものもあるので、注意が必要です。
Low-Eガラス
Low-Eガラス(Low Emissivity Glass:低放射ガラス)は、ガラス面に金属薄膜をコーティングしたものであり、放射率は0.1以下と非常に小さく、複層ガラスの中空層面などの密閉空気層に使用することで高い断熱性を発揮する。熱線反射ガラスと似ているが、熱線反射ガラスは主として日射の波長域での反射率が高く、その機能は日射による熱負荷の抑制であるのに対し、Low-Eガラスは、主として常温放射熱の波長域での反射率が高く、その機能は断熱性能を高めることにある。このため、Low-Eガラスの薄膜面は熱線反射ガラスの薄膜よりも耐久性が劣り、単独で用いられることはなく複層ガラスのような密閉層に対して用いられることが多い。
※複層ガラスに特殊な金属膜をコーティングしたガラスで、大きく分類すると遮熱タイプと断熱タイプがあり、遮熱タイプは室外側、断熱タイプは室内側のガラスにそれぞれ金属膜が施されているという違いがあります。
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