熱線吸収板ガラス,熱線反射ガラスとは?

窓ガラスの種類についてざっくりと!今回は”熱線吸収板ガラスと熱線反射ガラス“です。

熱線吸収板ガラス(JIS R 3208)

熱線吸収板ガラスは、日射熱の遮蔽を主目的として、ガラス中の微量成分によって、主として近赤外領域の日射を吸収する性能をもたせたガラスであるが、一般的には可視光領域の吸収性能も持たせて、着色ガラスとしたものが多い。性能(5㎜に日射熱取得率)により1種と2種に区分され、1種は0.80以下、2種は0.70以と規定されている。

厚さによる種類は、“熱線吸収フロート板ガラス”及び“熱線吸収磨き板ガラス”は、3㎜、5㎜、6㎜、8㎜、10㎜、12㎜、15㎜、“熱線吸収網入板ガラス”及び“熱線吸収線入板ガラス”は6.8mmである。色は、以前はブルー、グレー、ブロンズの3色が規定されていたが、現在ではグリーンなどの色も製造されており、色に関する規定は規格から削除された。

日射

日射の吸収特性に優れたコバルトやニッケルなどの金属を原料に加え、 熱線の吸収を高める為にガラスの原料に着色をしてあるガラス で、色はグレー、ブロンズ、グリーンが主流です。日射を30%~40%程度吸収することによって、冷暖房効果(省エネ)を高め、直射日光を和らげ眩しさを抑えてくれます。(原料に着色をしてありますので、厚みが厚くなるほど色が濃くなります。)

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※上記のように夏季の省エネ効果も高く、冷房負荷の軽減に貢献するガラスですが、 日射を30%~40%吸収するため、フィルムを貼ると熱割れのリスクが高まる傾向にあります。(◇熱の吸収によって、ガラス自身の温度が高くなり、透明のガラスよりは熱割れしやすくなります。)

熱線反射ガラス(JIS R 3221)

眺めのいいリビング_s

熱線反射ガラスは、日射熱の遮熱を目的とし、ガラスの片側の表面に熱線反射性の薄膜を形成したガラスである。種類は、日射熱遮蔽性(日射熱取得率)により1種、2種、3種に区分され、日射熱取得率の規定値はそれぞれ、0.70以下、0.55以下、0.40以下である。

また、表面に形成した薄膜は、室内又は、室外へ露出する形で用いられるため、耐久性の規定が重要となる。JIS規格では、対光性、耐摩耗性、耐酸性、耐アルカリ性について規定されており、薄膜面を室外へ用いるのをA類、室内側をB類としている。また厚さは、6㎜、8㎜、10㎜、12㎜の4種類が規定されている。

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表面に金属酸化物をコーティングしたもので、日射をより多く反射させることが出来るガラスです。冷房の効果を最大限に高めてくれる省エネに優れたガラスで、光源がある側(光源が強い)から見た場合、鏡のように反射するので、光源のない側(光源が弱い)が見えにくく、逆に光源のない側(光源が弱い)からは、光源のある側(光源が強い)が、見えるという特性があります。

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電卓

◇お見積りに関しましては、メールで概算での見積りをお伝えさせて頂く事も可能です。施工を考えている窓フィルムとガラスの種類、寸法など、お客様の情報を出来るだけお伝え下さい。フィルムに関しては銘柄指定などなければ、お勧めのフィルムで計算させて頂きます。
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